棚
かつて北側和室への入口だった箇所ですが、ただ塞いで壁にするのでは芸が無いので洗面やトイレで使う物を置ける棚を作り付ける事にしました。
すでに組み立てた棚が奥に写ってしまってますが。
棚の作り方、凄く簡単なものですが書いていきます。
材料はホームセンターで売っているパイン集成材です。
パイン材は柔らかく、加工がしやすく価格も比較的手頃です。
歪みのあるコンクリート躯体の枠内に納めなければならないので、枠より小さめサイズで作ります。設置後にできてしまうであろう隙間は、シリコンコーキングで埋める予定です。
棚の段数などの細かい形を決めたら、それをもとに材料を購入して加工。
棚の角は鉋で削って面を出すと、仕上がった時にカッコ良くなります。
面取りをしたらヤスリがけです。
紙ヤスリホルダー、これは大工さんに借りたのですがかなり良いです。
ホームセンターで売っている紙ヤスリ、大きさが決まってるのですがその長手方向で三分割するとこのホルダーにピッタリ装着できるという、よく出来てます。
これを使って、手で撫でて滑らかな触り心地になるまでヤスります。
それが終わったら組み立て。
木材の固定は、スリムねじを使いました。
太いコーススレッドを使うと木口が割れやすいので、スリム、細軸という名称の入った物を使います。
錐で下穴を空け、スリムねじを打ち込みます。
スリムねじは各接合部、3本づつ打ち込んで棚の形が完成。
パイン材は扱いやすい反面、目が粗く手垢や汚れが付きやすいのでニスで塗装します。
塗装にはウレタン系のものが良いようです。
後、「床用」という用途が書かれたものはモチが断然良いと大工さんに薦めてもらいました。油性と水性とホームセンターには売ってますが、自分が確認した限り、床用と書いてあるものは全部油性でした。
そして刷毛、これも油性用と水性用があり、油性用の方が価格も3倍します。何が違うかというと毛の抜けやすさ。粘度のある油性塗料を水性用の刷毛で塗ると、抜けた毛が塗装面に塗り込められてしまい仕上がりが汚くなってしまいます。
なのでちょっと高いですが、油性塗料には油性用の刷毛を使いましょう。
油性ニスはうすめ液も必要になるので、混ぜ合わせ用のペール缶も一緒に準備しておきます。
使用法通りウレタンニスを塗り、乾いた後に番手の細かいものでヤスリがけをして塗りムラを削ります。
そして、二回目の塗りで仕上げです。
仕上げ塗装も乾いたら、背板として5.5㎜のラワン合板を貼ります。
打ち込む位置を間違えないように、
ボードネイルを打ち込んで完成。
設置スペースに収めたらこんな感じになりました。