材料選び 根太
床下地を作るにあたり、まず根太に使う木の選定から。
この写真はベランダ窓の下枠高さ、で床の高さをこの木枠の高さまで上げ、文字通りの掃き出し窓にしたいなと考えておりました。
床の高さというのは、捨て貼り工法の場合
床高さ = 根太厚さ + 針葉樹合板厚さ + フローリング厚さ
で決まります。
既に決まっている寸法を入れてみると
45㎜(窓下枠高さ)= 根太厚さ + 12㎜(針葉樹合板) + 12㎜(フローリング)
根太厚さは21㎜と出て、ちょうど材木屋で21㎜×30㎜が既製品規格で用意できると
聞いていたので丁度嵌るなと思っておりました。
そんなことを詳しい方に相談したところ、それでは強度が出ないとの指摘を頂き、再考する運びとなりました。
木材は厚さの数乗倍で強度が増す性質を持っているので、ちょっと厚さが増すだけで強度が全然違ってくるとの事。細かい強度計算などは知識が追いつかず出来ないので、一般に使われている根太の寸法、45㎜×45㎜の角材で落ち着きました。
根太を選ぶにあたり、家の周りのホームセンター3店舗と、材木屋を回って、知ったことを記していきます。
根太に使われる樹種として、「杉」と「米松」があり、それぞれ45㎜×45㎜の2m、3m、4mと規格ものが売っております。
ホームセンターの木材は商品表示で(GR)や(KD)と書かれているのを目にします。これは、上の写真に詳しく書かれている乾燥の違いで、(GR)の方が手間がかかっていないだけ(KD)よりも安く手に入ります。
材木屋にも確認したところ、一般に根太は米松のGRで問題ないとの事、そしてホームセンターより材木屋の方が価格も安い。
餅は餅屋、材木は材木屋、という事で、材木を購入する際はご近所の材木屋さんに顔を出す事を強くおすすめします。
数回通えば顔なじみ、聞けば色々と詳しく教えてもらえます。