床下地作り 2
南側和室、フローリングにする為に根太を並べた状態。
この根太を固定後、その間に断熱材、ミラフォームをカッターナイフで切って嵌めていきます。
断熱材の大きさは910㎜×1820㎜。
なるべく材料を大きく使う事を心掛ければ、カッターナイフで切る回数も減るし、隙間も少なくなると思います。
はたして意味があるのかは解りませんが、
目地が一直線に並ぶと気持ち悪いので、千鳥に据えました。
埋めたらこんな感じ。
根太厚さと同じ45㎜厚の断熱材を入れたので、面が出て気持ちいい。
あと、フォーム材を切るときは、針葉樹合板の切れ端を定規替わりに使うとまっすぐ切れます。
断熱材をはめ込んだら、上に捨て貼り用の針葉樹合板を貼っていきます。
根太に対して、どの向きに貼るのが良いのか、
これ、支えてる根太の面積を計算してみました。
根太は幅45㎜で、針葉樹合板は910㎜×1820㎜、上の写真だと根太2本と、両端が半分載っているので計3本分で支えている計算。
0.045×1.82×3 = 0.2457㎡
直交するこの状態だと
根太が6本分で
0.045×0.91×6 = 0.2457㎡
当然だけど、どっちも変わらない。
フローリングと同じく、強度が出そうな直交方向で決めました。
造園の延べ段と同じく、強度が出るように角はできるだけ大きな部材で、そして目地が通らないように据えてます。ものは違えど、基本的な考え方は同じだと感じました。
針葉樹合板を据えたら、固定していきます。
根太にビスを打って固定していく事となるのですが、その根太の位置が判るように、墨壺で墨を打っていく作業が入ります。
写真にはうっすら出てるけど、この線が無いとどこにビスを打って良いのか判らないし、後のフローリング固定もこの墨が基準になります。なのでかなり重要な工程です。
そして、墨のライン上にビスを打ち込むのですが、金物屋で良い物を見つけました。
通称、コンパネビス。
半ネジよりも、互いを引き寄せる力が長持ちしそう。
「床鳴り防止に抜群の効果を発揮」 この惹句にやられました。
厚さが20㎜以下の部材を固定する場合のねじ込み深さは20㎜が基準なので、針葉樹合板12㎜とねじ込み深さ20㎜として、32㎜のコンパネビスを選択。
ビスを打ち込むスパンは、根太1本に対してビス5本、合板は根太7本に載っているので計35本で固定しています。両端は25㎜内側に打ち込んでます。
そんなこんなで作業場所確保。
奥側の部屋から仕上げてくる方が、掃除や色々な手間がかからなく良いような気がします。これも造園と同じですね。