壁下地作り 1
南側部屋
押入れの造作は壊さず、長押(なげし)風の装飾もそのままに、和室の雰囲気を残しつつ壁を作っていく。
長押(風)はベニヤ板をスペーサーにして固定されていた。
コンクリートへの木材固定はこの方法が一番楽なんだと思う。
長押の溝に壁材としてラワン合板5.5㎜を嵌めたいので、
下地材として 21×45㎜ と 30×45㎜ の木材
スペーサーとして65㎜角に切った 2.3㎜ 4㎜ 5.5㎜ のベニヤ板を用意した。
一見、平面に見える壁だが実際はかなりの歪みがあって、腹が出たような凸の箇所があるかと思うと極端に凹んだ部分があったりで、長押の溝に壁材をきっちりはめ込むには厚さ違いの下地材と、スペーサーが必要になってくる。
固定方法は床下地の根太を貼った時と基本は変わらず。
ビスコンは下地材厚さに合わせて、60×5㎜のものを使っており、コンクリートドリルビットもそれに合わせた径4.3㎜です。
下地材の割付けについては一人作業で無理のない、縦に立てかけて固定できる方法を採りました。 横に貼るのも考えましたが、支えながらドリルを振るうのはちょっと厳しいなと。
格子状に貼る方法もありますが、これも手数が極端に増えるので不採用。
壁材は5.5㎜厚のラワン合板なので、303㎜以内のピッチで貼れば剛性面では心配ないと判断しました。
こんな具合に壁下地材を貼って行きます。