壁貼り 1
今回はラワン合板をそのまま壁の仕上げ材として使います。
丸ノコの記事でも書いた事ですが、切断時は上面に写真のようなバリが出るので、
化粧面を下にして切断しましょう。
ついでにノコギリは引く方向にバリが出るので、同じように注意が必要です。
これはラワン合板の接合部を接写したものです。
加工品とはいえ0.1㎜単位では狂いが出ているので、ビッタリくっつけると段差が気になります。
これはカンナで面取りして接合した写真。
写真でも違いが解ってもらえるかと思うけど、多少のズレがあっても綺麗に見えます。何より、こっちの方がカッコいい。
ラワン合板を化粧板として使うならば、一手間だけど接合部はカンナがけして面取りをした方が良いと思います。
次は、実際に当ててみて微調整です。
壁右端のコンクリート躯体との接合部ですが、躯体の歪みにラワン合板がピッタリと合うようにカンナで地道に削らなければなりません。
もし化粧板の貼り付け作業を漢字一文字で表すならば、「鉋」です。
手順の話なのですが、歪みの加工が必要な難しい箇所から壁を貼って行くのも胆です。合わせやすい直線部分の加工は後でいくらでもできるので。
地道なカンナがけを越えて、それぞれの部材がピッタリと収まると確認できたら、
次は下地に接着剤を塗って、
ちょっとこの写真は塗りすぎですが、
ペタッと化粧板を貼って、フィニッシュネイルをバスバス打ち込んで完了です。
あと、細かい話ですがラワン合板にも1類、2類とあります。
T1、T2と表記されている場合もあるようだけど、要は1の方が水に強いということで、脱衣所など、湿気がこもりやすい場所はこちらを選んだ方が無難だと思われます。